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 P

◆役職

 名誉会長

 

◆年齢

 不明

 

◆性別

 観測された限り、男性

 

《以下、田中りとますの手記より抜粋》

 

2015年12月30日

コミックマーケット89を境にキガル初代会長を退任した彼は、その後我々の前に姿を現していない。

私自身、その後の動向を追ってはいるものの、彼の足取りを掴むことは容易ではないだろう。

我々キガルメンバーは、彼の本会設立と初代会長としての功績をたたえ、先日行われた『第一回円卓会議』にて、名誉会長の称号を与えることにした。

そのことに関しては、何も悔やむことはない、が

私の頭の中には、一抹の不安が、明けることのない夜の様に未だ暗い影を落としている。

 

一体、彼は何者だったのか。

 

我々は、それぞれがその胸に疑問を抱きながら、日々を過ごしている。

 

一つ、考察をしてみた。

彼が、顔がなく、千もの異なる顕現を持つ、あの邪神、ニャルラトホテプだったのではないか?

彼が我々を集め、会を設立したことも、到底人間には理解できないであろう、ニャルラトホテプの何らかの計画の一部だったのではないか?

考え過ぎだろうか。

そもそも、今私はこうしてここにいる。会も続いている。先ほども、他の会員と連絡を取り合ったばかりだ。

何も起こっていないのだ。

私はここにいるし、他の会員もちゃんといる。

唯一変わったことといえば、彼が姿を消したことだ。

 

この件に関しては、もう少し調べる必要がありそうだ。

彼が、ただの人間で、我々のあずかり知らぬところで神話的事件に巻き込まれているのかもしれないのだから。

 

…手記はここで途切れている。

 

 

 

 

 

 

 

これはジョークです。Pは普通に忙しくて参加できなくなっただけです。生きてます。

 

 

 

 

 

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